gComply Plusとは?
※gComply Plusは、gComplyの機能拡張システムです。
gComply Plusは、製品に使用される原材料と添加物、含有される成分、強調する表示について、各国の基準との整合性を検証し、一覧で表示することができる統合コンプライアンスシステムです。(基準情報の詳細は、gComplyライブラリに格納されている文書から引用される仕組みです)
複数国に流通する製品を開発する際に有効なシステムであり、製品のコンプライアンス管理の確立と運営が可能です。
gComply plusは、WEB環境からアクセス可能です。PLMシステム(例Oracle、SAP)とも互換性があり、各国のコンプライアンス対応に取り組みやすい環境を提供します。
gComply Plusの主な機能
FEATURES
- 添加物使用基準分析
- 製品に使用される原材料と配合割合をもとに各国の添加物使用基準と
比較分析ができます。
- コンタミネーション分析
- 化学物質や残留農薬などの成分情報をもとに、各国の規格基準との
比較分析ができます。
- 強調表示基準分析
- 栄養成分や健康機能などの強調表示について、各国の表示基準や
禁止表示との比較分析ができます。
- 資料の自動作成
- 社内や関係者で共有しやすいよう、
分析結果をレポートとして
自動作成できます。
- 各国基準の情報検索
- gComplyのライブラリと連動しているため、各国の基準情報について製品情報をもとに検索できます。
- アーカイブ機能
- 製品別のレシピ情報の登録機能や、
検索結果のオリジナル編集機能が
あります。
Landscape analysis
ランドスケープ分析
分析結果を国別に一覧で見やすく表示することはもとより、さらに周辺条件で分析された結果を一覧で表示することができます。例えばある添加物名での使用基準を分析した場合、食品別、用途別の分析結果を表示することもできます。
分析のモジュールは、「添加物」「コンタミネーション(化学物質、重金属、残留農薬等)」「強調表示(栄養成分、健康機能、禁止表示)」の3種類があります。各国基準との比較結果には参照元の根拠文書(各国の規則等)名が表示され、gComplyのライブラリで詳細を確認することができます。

Recipe analysis
レシピ分析
登録したレシピ(原材料配合情報)をもとに、各国の添加物使用基準との比較分析ができます。
各原材料に用途名(「pH調整剤」等)を設定し、食品分類(Codex個別食品規格による)を選択することで、該当国の基準に適合しているかどうかが表示されます。
分析結果には参照元の根拠文書(各国の規則等)名が表示され、gComplyのライブラリで詳細を確認することができます。
Bypasses
バイパス
分析結果に表示される情報を編集できる機能です。
例えば基準との照合の結果が不適合になっている項目であっても、個別に許可を得ている場合は、コメントとともに結果を修正することができます。
分析結果のカスタマイズは、各国の支社と情報を共有する際に有効な機能です。
システム開発のこだわり
PRODUCT DEVELOPMENT
- 各国の基準に関する文書の調査に特化したシステムです。
- R&D部門の専門家により、各物質の使用基準を確認しています。
- 各国間で使用基準を比較確認できるよう、物質名の用語は現地語に最適化し登録しています。
Decernisについて
ワシントンD.C.に本部を置き、グローバル事業および子会社組織を持つDecernisは、食品、飲料、消費者および産業製品などのグローバル製品における安全なコンプライアンスをサポートするための調査および情報システムを提供しています。また、世界中に何千人ものユーザーを持ち、212ヶ国以上を対象とした調査プログラムを管理しています。Decernisの顧客は政府機関や、原材料メーカー、製造業者、加工業者、研究所、法律事務所などを含みます。
gComplyのデータベース情報のメンテナンス(最新情報への更新、原文と翻訳文の整合性チェックなど)をしております。